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人間の身体は40~60兆個の細胞でできていて、すべての細胞はミトコンドリアというエネルギーを作っています。ミトコンドリアが酸素を取り入れて化学反応をさせエネルギーを作っています。
酸素と物質が化学反応を起こすことで酸化という現象が起きています。この酸化現象は実は日常よく起きている現象なのです。
- 鉄が錆びる
- 油が酸化する
- りんごを切った表面が色が変わる
- 火が燃える
- 使い捨てカイロ
- ガス爆発
これらは酸化した現象と言われれば分かるかもしれませんが、あなたは「人間が錆びる」といわれてイメージ沸きますか?
もし人間が酸化するといわれていピンとこない場合は揚げ物の油を想像してください。使い古しの揚げ物用の油は時間が経つと黒ずんで、いやな匂いがします。そんな古い油で揚げたものを食べると下痢をしたりします。
ですので、揚げ物の油は常に新鮮に保ちたいです。
人間の細胞膜(細胞を囲む膜)は脂質でできています。 揚げ物の油が黒ずむように、細胞膜も酸化する油みたいなものです。
紫外線に浴びて、細胞が酸化した結果、肌にシミができたりしますが、それと同じように脳や心臓、血管などでも酸化することで細胞が劣化します。これが老化の症状として現れます。
酸素が存在する限り、人間の身体は錆びる。この酸化させるものが活性酸素になります。
じゃ、身体の酸化はどうしても避けられないものなのでしょうか? 酸化を事前に防止すればいいのです。たとえば、鉄に塗料をぬれば錆を防止することができます。切断したりんごの表面にレモン汁をかけておけば、表面の腐敗を遅らすことができます。
それと同じように、人間にも酸化防止システムが存在します。 酵素やビタミンなどが酸化防止に総動員されて、活性酸素が発生するとたちまち消去しています。これが人間の酸化防止システムです。
なので日頃からビタミンが豊富な野菜を取ることを重要視されていますが、水素はとても強く酸化させてしまう「過激派」活性酸素を無害化するということで最近注目を集めています。